5月7日土曜日の午前4時30分に新月になります。
今回の新月はインド占星術では一番目の星座である牡羊座で起こります。何かポジティブなことを始めるにはとても良い日です!
今年は9月半ばまで(6月半ばから7月半ばまでを除いて)土星と火星が蠍座に滞在します。
火星は前に進むための、時によって激しいエネルギー、土星は抑制、制限して遅らせるエネルギーです。
この二つの惑星が一緒にあると、摩擦が発生します。
しかし摩擦は必ずしも悪いばかりのものではありません。
摩擦が生じることによって、フラストレーションが起こることもあれば、それによって物事の見直しを行うこともできます。
摩擦が生じることによって、熱が発生し火花が散り、火災が起きて怒りや破壊に繋がるかもしれません。しかし火花がインスピレーションに必要なスパークとなることもあり得るわけです。
ですからこの時期には何かを行うことを闇雲に恐れるのではなく、そのようなエネルギーが存在するということを理解し、飲み込まれないことが重要です。
そういうことを踏まえて、5月7日の新月に何かを始めるのはとても良いと思います。
自分の欲を優先するのではなく、自分がありたい姿を想像して、高める方向に進むのが吉です。そのためには自分を少し変える必要があるかもしれません。
早起きが苦手な人が、一念発起して自分の健康のために早起きをして早朝に歩こうと決めた時、まずは早起きすることを決断しなくてはなりません。
もしそれが出来たら、今回の新月の実りはとても大きいでしょう。まずは5月22日の満月までの2週間、試す期間として取り組んでみるのはいかがでしょうか?
5月9日も物事を始めるにはとても良い日です。
この日はアクシャヤ・トリティヤという縁起の良い吉日です。アクシャヤは『決して滅びない、永遠の、永続的な』、トリティヤは『(新月または満月から数えて)3日目の太陰日』を意味し、太陽が高揚している4月15日から5月15日頃に起こる新月の3日後の太陰日に月も高揚することから、『光を与えてくれる惑星である』太陽と月が同時に高揚するので、この日に始めたことは長続きして、繁栄するとされています。
インドではこの日に金銀を買う人で宝石店が賑わいます。
でも金銀だけでなく、何か始めようと思っていたこと、これまでやろうと思っていたことの意図を宣言するだけでもいいのだと思います。
その場合にも自我の『欲』で動いているかどうかをチェックすることが重要です。
この惑星たちの配列がチャートにどのような影響を与えるかはその人の出生チャートによって異なります。5月は東京にいますので、興味がおありでしたらリーディングへの問い合わせや予約を受け付けています。
この新月が何か良いことの始まりになりますように!Om Shanti