11月23日の14時39分にちょうど満月となります。
インド占星術が使うサイデリアル方式では今日の満月は牡牛座のクリティカという月宿で起こります。牡牛座は安定を象徴する星座ですが同時に食べ物や持ち物、お金なども司ります。クリティカのシンボルはハサミやカミソリなどの刃物で、火の神であるアグニが月宿の神です。
今日は日本では勤労感謝の日ですが、米国ではサンクスギビングデーという休日です。日本の祝日法では戦後「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日とされたようですが、従来五穀の収穫を神々に感謝するという新嘗祭とも関連しているようです。毎年この時期に起こる牡牛座の月は豊かさについて考える時期でもあり、自分の持っている豊かさに立ち戻る1日です。
今回の満月はシヴァ神がトリプリという鬼神に勝ったことを祝う日でもあるので、自分の中のネガティブな面に打ち勝つこともひとつの可能性です。月宿のシンボルにちなんで自分の変えたい部分に目を向けてそれを刃物で切り落とす、もしくは火で燃やしてしまうというイメージもいいと思います。
豊かさというとすぐにお金に結びつけがちですが、喜び、愛情や友情などの感情も豊かさですし、今日食べるものがあること、屋根に雨風から守ってもらうことも豊かさです。日頃感謝を忘れるようなさまざまな対象も存在します。そういう存在に感謝を捧げ、金銭的に少し余裕があれば寄付もとても有効ですし、時間的に少し余裕があれば他の人に役に立つことを行うととても良い新月までの二週間となります。感謝に立ち戻ると足りないものに目を向けてワサワサしていた心が安定します。Om Shanti.
個人的に信頼できる支援先の例をいくつか挙げますね。
ケニヤの子供たちに教育を与えようというプロジェクト(英語)
ケニヤの子供たちに教育を与えようというプロジェクト(英語)
https://www.bluedoorsponsorship.org/
インドの子供たちの学校プロジェクト(日本語)
https://premamettaschool.org/ja/donate/#how-to-donate