次の満月は2019年5月19日6時11分に蠍座で起こります。
今回の満月の度数は蠍座の3度にあり、それが月の減衰度数であることから、いつもより繊細に感じたり、感情の起伏が激しいかもしれません。
2019年は手放しの年だと何度もお伝えしています。
手放すものにはさまざまな種類がありますが、タイミングが来たら自分の抱えている不安や恐怖も手放すことになるかもしれません。
例えば私は10歳の頃から占星術に興味を持ち、自分のことをより深く知るためにずっと独学で勉強してきましたが、人様のリーディングを行うなんて考えたこともありませんでした。
しかし(木星が黄道帯を一周する周期である12年前の)2007年にシヴァナンダヨガのスワミ・シータが来日された時に(私の占星術の先生であるコミラと彼女が親しかったために)通訳を務めることになり、その時に占星術の話をしたらリーディングをしてほしいという方がいて、少しずつ始めていったというのが経緯です。
リーディングをするには大きな責任が伴います。伝えることによってカルマが発生するからです。さらに自分に自信がなかったので、最初は拒んだり、リーディングの前には何時間もかけて準備をしたり、本当に大変でした。しかし「失敗したくない」という自我からくる不安や恐怖心を乗り越えると見えてくるのが「自分が学んだことをどうやって人様の役に立てることができるか」ということでした。
将来に対する不安、金銭的な不安、人前に出る不安、嫌われたり拒絶されるのではないかという不安、病気に対する不安、「かわいそうな自分」というステータスを捨てる不安。不安にはさまざまな種類のものが存在します。手放すにはまずはマインドがその不安を抱えていることを理解しなくてはなりません。今年起こることは私たちに自分にとって何が不安かということを見せてくれるかもしれません。
そしていまはまだ手放すタイミングではないかもしれませんし、まだ手放せないかもしれませんが、意識するだけでも違います。その場合には自分のできる範囲で少しずつできることからやっていくことが重要です。タイミングがきたら、手放しなさいという出来事がやってきます。ある意味、どのように応えるかは自分次第です。
何かが起こった時、その表面的なことを掘り下げてみた時にその出来事が何に気がつかせてくれるのか。それをどのようにして自分そして他人の人生をより良くするために活用できるのか。
そういうことを考えるのに適している今回の繊細な満月です。Om Shanti.