まずはいま感染に立ち向かっている人にお見舞い申し上げると共に、治療に携わる医療関係者の皆さんに敬意を表したいと思います。日本では不思議と社会距離戦略などはあまり話題になっていませんが、世界中の人たちの苦労は想像を絶するものであり、一刻でも早い終息を祈願します。
あまりにも前代未聞の状況で、私たちはいつ終息するか、自分や周囲の健康どころか、経済がどうなってしまうか、不安と恐怖が渦巻く集合想念の中で疲弊しきってしまっている人もいるかもしれません。
人は通常、自分の持っているものさしや基準を使って頭脳で物事を考えます。
多くの人が多くの情報を流しています。感染しないためにはこれがいいとか、このようなことがいま起こっているから将来はこうなるだろうなど、あらゆる情報が氾濫しています。
その中で自分が何を信じるかが問われています。私たちが信じるものは、自分がこれまで信じてきたものを始め、自分たちが信じたいものであったりもします。でも今はその真価を問うことが必要になってきており、過去に信じてきたから自動的に信じる、もしくは自分が信じたいから信じるのではなくて、その情報を精査することが重要になってきます。
未来の予測がつかない時期であるからこそ、今は毎日を丁寧に生きるチャンスです。いまこそが自然と一緒に生きる時期です。北半球はこれから春に向かっていきます。陽の光を浴びて、咲き誇る花や新緑に元気をもらい、母なる自然の回復力を学びましょう。
今日咲いている花を愛でたり、今日の自分を整えたり、ずっと読みたいと思っていた本を今日読んでみたり、ずっと掃除したいと思っていた場所を今日掃除したり、「あまりの忙しさに」行っていなかったクリエイティブなことや芸術的なことに挑戦したり、毎日ヨガやプラナヤマをするチャンスです。不安だと呼吸が浅くなります。ゆっくりと呼吸してみましょう。ニュースを見る時間を減らして、未来のことを考えず、自分の内面が整っていけば、不安はなくなっていきます。もちろん今の世の中で不安を感じないようにするのは容易なことではありません。しかし不安や恐怖は判断力や免疫力まで低下させてしまいます。
そこで情報の精査です。自分の信じることを精査しながら、今日自分にいいと感じるものを取り入れていき、この24時間、自分は何をすべきかを考えていってそれを毎日続けていきます。今の惑星の配置は十分な勇気、安定と強さが存在することを示唆しています。ひとつだけ確実なことがあります。この大変な時期が終わった時には全員がこれまでの自分とは違った自分に変容しているということです。終息が見えるのがいつになるかわからなくても、これまでのパターンに則って不安になるのではなく、創造力と想像力を使って新しいポジティブなパターンを作っていきましょう。次に何がやってきても大丈夫な自分を作るチャンスです。Om Shanti.