2019年12月12日（木）の14時12分に牡牛座で今年最後の満月があります。月宿はムリガシラです。
世界中マーケティングありきで、何かを売ろうとしている人が世の中にあふれています。ブラックフライデーが終わったと思ったらクリスマス。クリスマスが終わったらお年玉を使わせようとし、それが終わったらバレンタインデー。いくらお金があってもキリがありません。
物質社会において人が物を買う理由はさまざまです。なぜ自分はこういう物が欲しいのだろう？なぜ自分はセールでないと物を買わないのだろう？なぜ自分は損をすることが異常に嫌いなのだろう？なぜ自分はブランド物にこだわるのだろう？などというパターンに気がつくにはとても良い満月です。
自分では気がついていなくても、自分の母親が節約を美徳としていたのを引き継いでいる場合もあるでしょうし、深層心理としては自分に価値が認められないから安い物を買ってしまいかもしれません。もしくは自分を自分以上に見せたくてブランド物を買う場合もあるかもしれませんね。
自分と物との関係は自分とお金との関係にも関連しています。銀行口座にいくらあったら「十分」と考えますか？いまの金額で「十分」ではありませんか？ない場合には何をしたいから「十分」ではないのでしょうか。
人によっては今日食べるものや飲む水があるだけでも幸せなのに、物があふれる社会では「あれもない、これもない」と不足の方向ばかりを見てしまいます。こういう時期にこそ、物やお金について考えてみると、必要な出費をしていなかったり、浪費しているパターンが見えてきます。お金は循環させていくと戻ってきます。でもそのためにはまず与えること。寄付でもいいですし、自分や他人に本当に役に立つことでもいいですし、経済に役立つことでも構いません。喜ばれるお金の使い方をすることによって、お金も喜んで戻ってきてくれます。Om Shanti.