
次の満月は7月29日(水)の23時36分(日本時間)に山羊座13度16分で起こります。ナクシャトラはシュラヴァナ、ナヴァムシャは牡羊座です。
今回の満月はシュラヴァナというとてもスピリチュアルなナクシャトラで起こります。グル・プルニマと呼ばれ、グルを讃えるこの満月は、高揚した、叡智と教えを司る惑星グル(木星)の吉祥な影響を受けます。シュラヴァナは「聴くこと」を意味し、そのシンボルは「耳」です。あらゆる感覚の中で「聴く」ことが最もグルと結びついているのは、本当の教えとは、一方の心からもう一方の心へ情報が伝わることだけではなく、静かに、心を開いて、実際に何かを内側に受け入れるという「受け取る」ことに関連しているからです。
シュラヴァナには、もうひとつ隠された意味があります。それは「語られたことを聴く」だけでなく、「語られなかったことも聴く」ということです。言葉と言葉の間の空間から発生する教え。これは永遠なるグルとして沈黙で教えるシヴァの姿、ダクシナームールティの本質そのものです。ダクシナームールティは、言葉を一切用いずに教えます。その沈黙こそが教えなのです。本当の自己の本質である最も深い叡智は、言葉によっては本当には伝えられず、静けさの中でしか、気づくことができないのです。
グルに捧げるこの日に、心に留めておきたいことがあります。私たちが教師から、あるいはテキストや人生そのものから学ぶ最も大切なことは、はっきりと説明されたことの中にはないことがある、ということです。沈黙の中で、私たち自身が理解したことの中にもあります。ですからこの満月は、より多くの言葉や説明、より多くの拠りどころを求めることよりも、私たちの師に対して、そして師がすでに与えてくれたものの奥にある沈黙に対して、ただ聴くことへの意志を持つことを促しているのかもしれません。そこにこそある本当の教えが、ずっと私たちを待っています。Om Gurave Namah.

