9月20日（水）の14時30分に乙女座の新月となります。
スワミ・シヴァナンダの弟子、スワミ・ヴィシュヌデヴァナンダは「痛みとはありがたいものである。痛みがなければ、問題がどこにあるかわからない」と言いました。
痛みを感じたとき、私たちはなかったことにしたり、他の娯楽や気晴らしで紛らわせようとしたりすることがあります。たいていの場合、その間に痛みがなくなることはありません。痛みには原因があります。その原因がすぐにわかる場合（転んで足をくじいた、とか）や、すぐにわからない場合（痛みを引き起こす記憶を自分の意識下に押し込めている場合など）があります。痛みは必ず問題を提起してくれます。それがどこから起因しているのかを探るのは難しいかもしれませんし、時間がかかるかもしれませんが、理解することによって痛みを根源から癒やすことが可能になるかもしれません。
痛みには身体的、精神的、霊的なものがあります。痛みを感じて、自分がどのようにそれを理解することができるのか。薬を使って抑えてしまうのか（決して薬を否定しているのではないですが、痛む＝すぐに薬で抑えるというのがパターンになっている場合、すぐに毒で毒を制するのではなくその本当の原因を理解するということも重要だと思います）、お酒で忘れようとしてしまうのか、それとも勇気を持ってきちんと向き合うのか。そういうことについて考える次の満月までの二週間です。自己受容を意識しないと自分が自分の敵になり、気がつかないうちに自分に痛みを与えたりします。解決策は必ず自分の中にあります。Om Shanti.