Blog / ジョーティッシュ / 月の動き
2021年12月3日

2021年12月4日 蠍座の新月・皆既日食

次の新月は皆既日食で2021年12月4日の日本時間16時33分に蠍座で起こります。ナクシャトラはジエシュタです。

私たちの大半はとても小さい頃から「きちんとした大人」になるために「きちんとした仕事」に就き、「きちんとした恋愛」の結果「きちんとした家族」を作り、「きちんとした人生」を歩むことを学習します。しかし状況やタイミングによって、私たちは「きちんと」の再定義を行わなくてはならないこともあります。親、家族、友人、教師、社会にとっての「きちんと」ではなく、自分にとって何が最適かを考えるのです。しかしそれはとても難しいことです!何故ならそれは大きな変化を受け入れなくてはならないこともあるからです。我々は最初に自分がどのような人であるかを理解し、自分自身に関する概念を完全に覆す必要も出てきます。

この皆既日食はそのようなタイミングを表しています。日食の日には何も起こらないかもしれませんが、牡牛座と蠍座の軸で日食・月食が起こり始めたのは2020年6月で、パンデミックに影響された時期にほぼ被っています。変化の準備はその頃から始まり、人生の見直しが迫られています。この時期に大きく変化した人もいるでしょうし、まだ抵抗している人もいるでしょう。しかしそれはそれで構いません。何故ならその人に合った変化のタイミングがあるからです。私たちは常にその時、自分に最適だと思えるような方法で行動しています。それを延々と繰り返して学んでいくだけです。

今回の皆既日食は私たちにとって何が不安を引き起こすのかを感じてみるには良い機会です。新しい変異株のニュースによって不安を感じますか?それは何故だと思いますか?誰かが自分の中の心配を引き起こしますか?私たちは自分では何もできないことについて必要以上に懸念していませんか?日食はそのようなことを感じるタイミングでもありますが、今回の日食はそのようなことを特に感じやすいものです。不安を引き起こす要因を理解し、見つめて、意識できるようになれば、少しずつ客観視できるようになり、私たちがどのような人であるかを修復し、感謝できることに感謝し、自分にとって「きちんと」が何を意味しているかを理解できるようになります。Om Shanti.