
次の新月は9月11日12時26分(日本時間) に獅子座24度11分で起こります。 ナクシャトラはプルヴァファルグニ、ナヴァムシャは蠍座です。
私たちの内側には、二つの「私」が存在しています。
ひとつは「自我(アハンカーラ)」。経験や記憶、周囲との比較の中で形づくられ、「こうありたい」「これが正しい」と語り続けるものです。生きていく上で必要な道具ですが、これだけを自分だと思い込んでしまうと、その声に振り回されてしまいます。
その奥には、決して揺らぐことのない「自己(アートマン)」が静かに在ります。生まれることも消えることもなく、自我が何を語っていようと、ただ静かにそれを見守っている存在です。
新月は、月が姿を消す夜。空にその輪郭が見えなくなるように、私たちの心もまた静まりやすい時だと言われています。普段は絶え間なく響いている自我の声が、ほんの少し間を空けてくれることがあります。その隙間にこそ、ずっとそこに在り続けていたアートマンの気配が、ふと感じられることがあります。
何かを願う前に、なぜそれを願うのか。その願いを見つめている「見る者」そのものに、意識を向けてみてください。それが今回の新月が招いている内なる帰還かもしれません。Om Shanti.

